ラリーもプロモーションも、いいナビゲーションが大切です!
モータースポーツの世界でも、
さまざまな改革が進められているが、
世界ラリー選手権(WRC)も例にもれず、
WRCのプロモーションを務める、
その名もWRCプロモーターでは、
シリーズ活性化に向けて各種の変更を実施した。
そのひとつとして、今季のモンテカルロ・ラリーでは、
各チームのサービスに設置された固定カメラからの映像を、
ラリー会期中、常時流し続けて公開するという、
新たなファンサービスを実行した。
ところがこのサービス、
「クルマが入っている時だけという話だった」 という、
マニュファクチャラー側の主張と、真っ向から対立。
当初、鳴り物入りでスタートしたこのサービスだったが、
初めからつまずく形となってしまった。
さらにその後も、WRCイベントが放映される、
テレビ局のリストを、マニュファクチャラー側が、
いくら求めても、WRCプロモーターからの提出がない等、
不満が噴出。
ついにポルトガルでは、フォルクスワーゲンチームが、
セバスチャン・オジエ、ヤリマティ・ラトバラのコンビに、
「WRCプロモーターのテレビクルーからの
取材には一切答えるな」
と、指示を出す事態にまで深刻化した。
問題解決のため、急遽ミュンヘンにて、
WRCプロモーターと、各マニュファクチャラーによる、
会合が開催。
この会合に参加した関係筋によると、
イギリスのオートスポーツ誌のインタビユーに対し、
「間違いなく前進はあったし、
会合の内容には誰もが、
ポジティブな印象を持ったと思う」
と語った委員がいたことが分かった。
「正直に言えば、これ以上、事態が悪化することは、
ないというほど状況は悪かった。
ポルトガルでは、悪い雰囲気が漂っていた。
でも今は、プロモーターとマニュファクチャラー間の、
理解は深まったと思う。やることは山積みだが、
最初の一歩としては、まずまずだ」
期待を担ったプロモーターと、
その手腕に満足していないマニュファクチャラー。
このラリーのゴールは、まだまだ遠いかもしれない。
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