砂漠の国のウインターカップ開催へ!
F3には、国内シリーズとは別に、
オランダやマカオなどで、世界のF3ドライバーが参加する、
言わば世界F3王座決定戦のような特別なレースがあり、
このレースはF1ドライバーの登竜門となっている。
F3のエンジンは、排気量2000ccまでで、
年間2500台以上生産された、FIA公認のもの。
最大出力は、1996年までは170〜180馬力程度に、
抑えられていたが、1997年からリストリクター径が拡大され、
エンジン出力は一気に、200馬力まで引き上げられ、
より迫力ある、ハイスピードなレースが展開されるようになった。
日本のF3で主流となっているのは、
トヨタ、無限ホンダ、日産のエンジンなどで、
ヨーロッパではオペル、ルノー、メルセデス等が参戦。
このようにF3では、世界の主要自動車メーカーのエンジンが、
ベースとなっている。
FIAはこのF3に、新たにウインターカップを創設し、
中東で開催することを検討している。
今回の中東でのウインターシリーズ開催の目的は、
ズバリ、F3チームの収益改善にあり、
ヨーロピアンF3選手権の創設に携わった、
かつてのF1ドライバー、ゲルハルト・ベルガーも、
今回のウインターカップ創設に積極的に関わっている。
例年、マカオ・グランプリ後のクリスマス前に、
スペインとポルトガルを舞台に行われてきた、
チームテストに代わって、この新たなシリーズが、
12月と1月に、中東に立ち寄る形で開催されれば、
チームは年間を通して異なるドライバーに、
マシンを走らせる機会を与えることができる。
「すべてのドライバーにとって、
このウインターシリーズの開催は、
チームテストでの走行より遥かにメリットが大きい。
私はドライバー達に、
できるだけ多くの練習時間を与えたいと思う。
そしてチームにとっても、レースを開催によって、
財政的基盤をより強くすることもできる」
と、ウインターシリーズ開催への意欲を、ベルガーは熱く語った。
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